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高校に行かないという選択

8/5にモリコロパークで行われたソウゾウリョク育成講座第4回で子供達の創造性についてパネルディスカッションしてきました。
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お相手は音楽担当のバース、作文担当講師松田松田美紀さん、前原小学校校長松田孝先生と主催の名古屋青年会議所の三輪委員長で2時間ほど、保護者のみなさんにお話しました。
いやはや緊張しましたが、とても有意義なお話ができてよかったです。

松田孝先生は2020年から実施されるアクティブラーニングを早くも導入、実践している画期的な校長先生です。
ただ暗記だけの授業ではなく、プログラミングを通じて、ロボットがうまく動かないのを試行錯誤しながら自ら考え学ぶことを実践しています。

先生とはただ教科書を教えるのではなく、生徒自ら考えることを認める、サポートする側になることなど私もとても同感する意見でした。

例えば歴史などは歴史番組などを見せて、なぜ、こういう政権になったのか、どうしてその政権が続いたのか、うまく行ったのか、、
を、みんなで話し合ってかんがえる。他の方法はあったのか?今の政府に当てはめたらなど暗記ではなく考える時間が勉強になるということ。

そして驚き、なるほどと思ったことは
高校に行かないという選択もありだという意見。
中卒推奨ということではなく、大検が無くなって高卒認定という制度に変わり、資格が取りやすくなったこと。
中学を卒業して2年は旅行に行ったり、起業したり、社会に出て、そこから学びたいことを決め、卒業認定を取り、大学に行った方が身のある大学生活をおくれるのではないかということ。実際そのような子供達が増えているそうです。

私自身高校は美術科という専科のある高校に行きました。
それはあと3年も座学の授業を受けたくなかったのが一番です。

高校の授業って意味なくないですか?
世界史も物理も微分積分も倫理も勉強してませんが、実際大人になっても必要と思ったことはありません。
必要な知識は必要になった時、自分で調べればいいだけだと思います。
私は自分にとって必要のない授業の時間を美術に当てられて本当にラッキーでした。

高校の普通科ももっと座学以外のことがあればいいんですけどね。。
まあ、文化祭や体育祭に力を入れている学校は楽しいと思います。そこで、チームワークとかイベントを作る喜びなど学べますからね。

うちの高校は結構変わっておりまして、
追試なし
修学旅行なし(昔の生徒が辞めることに決めた。)
私服登校OK(昔の生徒が学校に認めさせた。)
遠足の行き先は各クラスで決定
全校討論会(原発の是非を先生交えて話し合ったりね。)
体育祭では巨大すぎる看板(2階建ほど)と人が乗れる立体モニュメントを縦割りで制作。。。
学校出入り自由(昼は外でランチしちゃう。)
遅刻を校門で先生が取り締まりなし(一度やったら生徒たちから猛反対で即終了)
などなど自主性を重んじまくりの高校だったので面白かったなぁ。

なので、普通の高校生活がよくわかりませんが(笑
高校に入るために内申点を気にして生活するぐらいなら高卒認定もありなのではと思いました。

2020年からのアクティブラーニング導入に向けて今度は自主性を重んじる教育になっていきます。
北欧ではもう随分前から導入され、日本もグローバル化が進む中で早くから自分で選択し行動する力がますます必要となる中で、松田校長の話はとても興味深かったです。

あとよくでた話が生徒を褒めるということ。
褒めるということは認めるということです。
認めるためには教育者側も幅広い知識と柔軟な感性が必要だと考えます。

私は褒めすぎですよ〜と言われるぐらい褒めますが、褒めるという作業は相手をよく観察し集中しなくて見えてきません。
でも生き生きとして作品がグッとよくなっていく生徒を見るとやはり褒めることはいいことだと実感します。

けなすことは簡単です。自分の価値観から外れたところを指摘するだけですから。
視野も狭くなるし、相手も自信がなくなるし、言った本人も気分が悪く何もいいことありゃしない。

それに褒めるといいことがたくさん自分にも起こります。
そんな褒め方の話はいずれまた。。

春から計画したこのソウゾウリョク育成委員会も無事終了。
このような楽しい企画に誘っていただいた名古屋青年会議所の皆様に感謝申し上げます。









by maigorock | 2017-08-24 14:26 | 日々
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