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油絵の魅力 カンバスに下絵を描く時

LION ART SCHOOLでは油絵もやっています。
油絵の魅力としては、発色のよい色合い。気持ちのよい塗り心地、重厚感があります。
完成までに時間はかかりますが、深みのある色合いはアクリルにはだせません。

油絵は透過性があるので、下に塗った色も見えなくなってしまったとしても、
必ず上の絵の具に影響があります。
油絵には乾性油が混じっているので、乾燥しても水分と違って、油の粒の隙間があります。
そこに光があったたり、下の色が透けたりして深みのある色がでるそうです。

では、
最初に油絵をする場合、下絵は何色で描いたらよいでしょう?
慣れないうちは、色の影響が少なく、乾燥の早い茶系の油絵、
ローアンバー、バーントシェンナ、イエローオーカーなどがおすすめです。

絵の具には必ず、溶き油を入れましょう。
油絵の具だけだと、ひび割れたり、はがれたりするからです。
絵の具や、描く段階によっても使う溶き油は違います。

詳しくは絵画教室で〜

下記の2点はどちらも茶系の色で下絵を描いています。
上の色もきれいにのってますね。
慣れてきたら、色々な色で下絵を描いてみましょう。

こちらは生徒さんの女性誌写真からの模写です。
4回(8時間)で描き上げました。
油絵の魅力 カンバスに下絵を描く時_d0128883_10205024.jpg

この生徒さんは最後までイメージした色合いを保ちながらとても集中して描いていました。
油絵の良さが出てますね。

こちらも生徒作品。女性誌のイラストを模写。
6回(12時間)で完成。
油絵の魅力 カンバスに下絵を描く時_d0128883_13452412.jpg

森の色合いが美しいですね。リスの体の色の混ざり具合もいい感じ。

油絵はすぐ乾かないので、隣の色と混ざりながら塗っていきます。
その微妙な色合いが見ていてあきません。

今は印刷や写真でお手軽に絵をみれますが、
ぜひ、油絵の実物を見てください。

作者の筆跡から感じ取れるものがたくさんあります。
by maigorock | 2013-02-06 13:53 | ☆大人絵画教室
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