カテゴリ:artについて( 15 )

表現とは何か 磯部錦司先生講義

人間にとって表現とは何か
という講義を椙山女学園大学の人間学講座で聴講してきましたっ
磯部先生とは岐阜のこども芸術村で何度もご一緒させていただき酒を酌み交わしながら子供たちの芸術教育について話し合った仲、、仲良くさせていただいてます。。

子供のリアリティと大人のリアリティの違い、入り込み方
プロセスの重要性
感じる事を豊かにするには
絵を使ったコミュニケーション、社会との関わり、、、、、などなど興味深いお話を沢山して頂きました!

こんなに真面目に講義を聞けるようになったと学生時代の私に自慢したい!

つくづく思うのですが、年齢関係なく興味が出た時に学ぶのが一番勉強になりますね。
学生時代、惰性でその場しのぎで勉強したことの役に立たないこと。



ネットでなんでも調べれるようで、本当に知りたいところまでは知ることができない、、、と思うことが多々ります。
結局、本を探し、話を聴きに行くプロセスを踏んで身になっていくのだな。

人間にとって、自分にとっての表現とは何か?の答えはまだまだ続きそうです。
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by maigorock | 2017-07-03 23:14 | artについて | Trackback | Comments(0)

日本画家 林真 個展 JR高島屋

しんちゃんこと林真さんの個展がJR高島屋で31日までやってるというので幼なじみの友人と行って来ましたー!
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久しぶり!しんちゃん!相変わらずカッケーな〜
高島屋で個展とは素晴らしいね!
しんちゃんは大学時代から交流があるのだけど、日本画ひとすじで、今回は美しい花が中心の作品が多くて爽やかだったなぁ〜
線も花びらも繊細でね〜うっとりす。。
バレンタインの催事の奥の美術画廊ですよー
ぜひ!


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by maigorock | 2017-01-26 19:03 | artについて | Trackback | Comments(0)

今月から美術史始めました。

大人クラスでは今月から10分程度のミニ美術史始めました。
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どうして今の美術がこうなのか?昔の美術の役割ってなんだ?この作家だーれ?いつの時代?
どうやって描いてるの〜などなどお話していこうと思っています。

3月のテーマは「芸術は誰のために描かれてきたのか?ヨーロッパ編」
古代からサササーっとお話していきます。

私は高校から美術史を習っているので馴染みがあり作家もよく知ってるのですが、皆さんにとって美術の歴史や作家はわからないことが多いかな〜と。
製作のヒントになれば幸いです。

しかし、美術史を習っていた代わりに科学や物理、世界史を習っていませの。おほほ。
思えば勉強が楽な高校時代でした。。

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by maigorock | 2015-03-11 22:33 | artについて | Trackback | Comments(0)

ワタクシ的美術史 アパレル時代

長らく空いてましたが、ワタクシ的美術史3回目はアパレル時代へと突入いたします。
前回分まではこちらをクリック 第一話第二話

大学卒業後、服屋の内装を作り、そのままそこの店員へ。
アートをどうお金に結びつけるか?どう発表していくのか?全く考えてなかったので、流れのままに。
まあ、そのころの美術界も何だか意味がさっぱりわからない作品だったり、
ギャラリーに認められないといかん風潮もあり、
アート好きのお客さんとも仲良くなりたい要素もなく、自然と心が離れていったのです。

90年代はグラフィックソフトの進歩が凄まじく、
日本画、油絵、彫刻科でオシャレな人はみんなデザイナーになって行きました。
そう、90年代はデサインが凄まじく発展したのです。

そして文化の中心も東京、TOKYO CITYに。
同級生で仲がいい子はみんな東京に行ってしまいました。
面白い雑誌も次々創刊。CDジャケットデザインやPVもかっこいい物が沢山ありました。
伊藤桂司、立花ハジメ、グルーヴビジョン、イルドーザー、生意気、、、いっぱいありすぎて今思い出した事しか上げれませんが、、、
同世代から上の人達も私と同じで80年代の映画やPVを見て育ったのではないでしょうか?
それが実現できる面白さ、わくわくした感じが東京中に広がっていたような気がします。
womb 、LIQUIDROOM、YELLOW, AIR....
クラブも、音響、照明、VJのクオリティーが半端無く、アートよりも壮大で新鮮で新しい体験をさせてくれたのです。

私も買い付けの出張で毎月東京に進んで行き、友人が働いていた恵比寿のパイド・パイパーでハイパーな人や音楽に囲まれました。
裏原ブランドも全盛期。友人も次々とデザイナーとして名をはせていきました。

友人達のデザインの特徴はちょっと尖ってハイセンス、わかりやすい、
音楽とアートが通じているデザイン。
井口弘史くんなんかその一人。彼の作品は予備校時代から知ってますが,デザインらしいデザインではない。昔見た何かの記憶にぐぐっときます。

そういうデザインを受け入れ、商品にして行く力が東京にあったのです。
名古屋では考えられないアイデアの寛容さ。
これは派閥や狭い美術業界で発表なんかやってる場合じゃない。
デザインおもしろー!となってもしょうがない。

ハイブランドのファッションショーの演出も凄かったです。いつもテレビの流行通信に釘付けで、シャネルやディオール、ルイヴィトンの演出に感嘆したのでした。めっちゃ高い生地で外に着ていけないような服を作るだけありますね。ぶっ飛んでます。
しかし、色とモデルはものすごく美しい。美しさと過激さ、創造と破壊です。
みなさんもyoutubeなどで機会があればぜひ見て下さい。

海外ではイギリスのダミアンハーストが出てきました。
切断された牛のホルマリン浸けで有名な作家です。サメのホルマリン浸け、13億です。。
これぐらい物議をかもしださないと衝撃をうけないぐらい、世の中はおもしろいことで溢れかえってきたのでした。
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私も覚えているのはこれぐらい。。。
美術なんで忘れるぐらい、デザイン、ファッション、音楽が面白かった90年代アパレル時代でした。

つづく〜
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by maigorock | 2014-07-26 12:40 | artについて | Trackback | Comments(0)

アート女子はちょい不気味がお好き

引き続き名古屋市美術館のマインドフルネスネタですけど、
女性芸術家が数多く展示されております。
女性像も多々ありますが、爽やかそうにみえてよく見ると不気味なんですよ。
安藤正子の「スフィンクス」
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何層も油絵を重ねては磨き、陶器に描いたような質感と卓越した描写力にうっとりしますが、
よく見ると指毛が結構生えてます。。。なぜ、なぜ描いたの??
肉眼でみないとわかりません。
彼女は筆跡による作家本人の感情を見せたくないので、このような技法を使っているそうです。
そういったバックグランドもひねてておもしろいです。

坂本夏子のBATH,R 2009-10
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これもね〜大きいんですよ。でうねうねでぐにゃぐにゃの背景にとけ込んでいるような飛び出しているような。描いている間に自分どうにかなっちゃうんじゃないかと思ってしまいます。。
下の女の子なんかおしっこしてるし。。
でも凄くてみちゃう。怖いものみたさ。

他にも束芋さんの絵も不気味です。日本の台所
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1999年からの活動をまとめた動画
アニメ−ションのインスタレーションなんだけど、つげ義春のようなシュールさ。でも展示方法とかタイミングとか絶妙で好きなんですよね。江戸後期ー明治の浮世絵のような色合いがこの絵と凄くあっていてさー。

イラストのようなかわいい〜♡的名女子はいっさい描かれてません。
なんでなんでしょうね?かわいい女の子描きたくないのかな?
が、気迫十分な絵が勢揃いでした。

ぼかあ〜イラストとアートの中間が描きたいな〜と思ったです。ハイ。
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by maigorock | 2014-05-29 19:20 | artについて | Trackback | Comments(0)

美大に行くなら教授できめよう。

新年度を向かえ、美大に行こうと思っている人もでてくるかと思う。
自分も浪人して入ったのだけど、あのころは学校の名前だけしか考えていなく、現役で補欠合格した美大を蹴って、浪人してしまうプライドだけ高い馬鹿なやつだった。
どうしてかというと、高校も美術科だったので、もう教授に教わる事等無い、ただ制作場所が欲しい、東京行きたい!と思ったから。
高校の先生は本当に何も教えてくれず(もしくは私が全く聞いていなかった。。)、自由にさせるのが指導だったので、先生というのはただ監督だけなのかと。

それは大きな間違いです。
大学教授は選ばないとあなたの才能まで潰しかねない。
私は国公立というだけで決めてしまいましたが、教授の指導はまとが外れてるし、◯展会員のお偉い先生の息子の同級生にはへこへこするし、作品つまらないし、将来どうやって作家として行きて行くかまったく教えてくれない。芸術家とは大学教授になってなんとか会に入って会員になって偉くなって。。。ってことしか見せてくれない。
私たち一人一人の才能をみて伸ばそうとしない創造力が欠けた岩みたいな人達だった。

これを見て将来芸術の道を行ってみようとわくわくするのか?

アート自体、音楽と違って、師匠と弟子の関係が稀薄なので、あんまりピンとこないかもしれないけど、美大出身者の1割にも満たない人しか活動してない現状をみると、教授の影響も多いにあると考えられる。
10代の瑞々しい感覚を美大に入るために白黒のデッサンの毎日に潰し、やっと入ったら才能云々よりもただ基本を学べしかいわない。


だいたいなんの基本の事を言っているのだろう?何百年前のヨーロッパの技法を
これくらい上手くできるよーを自慢することでしかないと思う。

真摯に描き続けていけば自分なりの基本は学べる。
それと平行に自分だけの創造していかなくては大学を出て本当の芸術活動をするとき何が残っているのか?

ウイーン芸術家のフンデルトワッサーは光と影は苦手といっている。ただ色彩を描いているんだと。

物を写す力は人それぞれ。見ないと描けない人もいれば、見ない方が描ける人もいる。色彩感覚が優れている人もいれば、生まれもって立体感覚が優れている人もいる。
そこを見てあげれる教授がいる学校を選んで欲しい。
どうやってそこがわかるか?その教授の作品や文章や講演会などあったらぜひ見て欲しい。
特に何気ない言葉は重要だ。何気ない言葉にその人なりがでている。

教授は教えるのではなく、生徒のいいところを引き出すプロデューサーにならなくてはならない。

愛知芸術大学の油絵科の教授だった櫃田伸也さんは奈良美智、森北伸、杉戸洋さんらを見いだした先生だ。おもしろいことにこの3人は油絵科ではない。他にも沢山の作家を世界に送り出している。

奈良さんは何を作るか試行錯誤したときに、櫃田伸也さんが1枚の落書きを見て「これいいね。」といってくれたのが始まり。
森北さんは彫刻科出身で予備校時代唯一私を褒めてくれて、この人がいる大学はいるのもいいかもと入ったけど、森北さん自体教授からは全くみとめられず、大学院も落とされた。でも櫃田伸也さんは才能を認めて、伸ばしてくれたのだ。杉戸さんもそう。日本画科ではまったく認められてなかった。

何人もの生徒を育てた教授もいれば、才能を見極められず、潰して行く教授もいる。

みんなそれぞれ才能がある。でもどんな言葉も突っぱねる程の自信はない。
大事に育ててくれる環境が大事なのだ。

自分の未来のアート活動の為にもじっくり教授を選んで欲しい。
今はアートをするには美大に行かなくては思っているかもしれないが、
美大に入って終わりじゃない。出た後の方が長いのだ。
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by maigorock | 2014-03-28 10:19 | artについて | Trackback | Comments(0)

ワタクシ的美術史 予備校大学時代

芸術というものは生物のように進化し生き続けています。
ギリシャ、ローマ時代の彫刻がルネッサンス時代に発掘されました。
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ギリシャ時代では神と人間は同じ立場だったので、とてもリアルな人間像を神として彫刻していました。
神と人間は別物としていたルネッサンス以前のヨーロッパでは、
この彫刻の発見は衝撃的なもので今まで神しか描いていなかった絵画や彫刻に人間が登場してきます。
よりリアルに描く研究もなされ、空気遠近法やパースなどの技法も編み出されました。
芸術は様々な影響を受けて、新たな進化をしていき絶滅することもなく今も生き続けています。

芸術と伝統技術と違う点では一代限りということ。
いくら尊敬している師匠がいても同じ表現はしず、新たな表現を模索するのです。
ロダンを尊敬し、工房で働いていた時期もある抽象彫刻の第一人者、ブランクーシ
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アトリエには未発表のロダンの模刻が無数にあったそうです。
伊藤若冲も掛け軸を1000本も模写したのち、当時としては奇抜な画法を編み出しました。

いつも時代に疑問を投げかけ、新しい表現に挑む芸術はロック魂炸裂なのです。

高校3年生、予備校時代に見た日本画家田中一村
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はリアルな描写から湧き出る不思議な世界観がたまらない作家です。
彼は人好き合いが悪く、天才と言われながらも画壇を出て、ほとんど絵も売らず、ただひたすら奄美大島で描き続けていました。

東京のワタリウム美術館にヴォルフガング・ライプの回顧展を一人で行った時、
当時は画集がとんでもなくある美術館で、平積みしてあった写真集に釘づけになったのです。
「タラサ」「キッズ」の作者で前科者のラリークラーク
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おっさんのラリークラークがただひたすら少年を取り続けているだけの写真集ですが、
内容はショッキングでまあ、ここでは話せませんが、、
とにかく、構図や色合いがロードムービーのようで、私のツボはまりまくりで8000円もする写真集を即買いして帰ってきたのであります。
1度作品展があり、観に行ったのですが、写真1枚16万で売ってて本気で買うか悩んだ10代最後の年。。。。
ローンでもいいから買えば良かったと今でも後悔しとります。

予備校では彫刻科にいたので、彫刻をよく見ていました。
ロダンの油絵のようなリズミカルでとろけるような彫刻
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、男も女もむきむきなミケランジェロ
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、馬と仲良しマリーニさん
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、哲学的で神経質なジャコメッティー
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、時代に翻弄された日系アメリカ人の心情が無の境地を思わせるイサムノグチ、晩年ちえこー!と叫んでいたらしい高村光太郎、どこかユーモアが漂うヘンリームーア、オシャレです木彫の船越桂、、、、、、
好きな彫刻家は多々いますが、実際作るとなると難しいのなんの。。
なんとか1浪して大学に入りますが、クラブやライブに行きまくる日々と彫刻界の哲学的な考えや時間のかかる作業にギャップを感じながらの大学生活。

在学中は思いつくままパフォーマンスや作品展を開くも教授からは学生が発表すること自体却下。
芸術は芸術界しかわからないような難解でコンセプチャルなものになっていき、素直に感動できなくなっていきました。
反対にそのころ90年代初頭は村上隆や奈良さんが浮上し、macが登場、新しいジャンルの音楽やデザインが氾濫し、日本のインディーズブランドも多くなってきました。
アメリカ西海岸からのグラフティーやストリートカルチャーはとても面白く魅力的なものばかり。
そして私は大学卒業と同時に美術から遠のいていくのです。

長文になちゃったのでつづづづくづく。
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by maigorock | 2014-01-13 10:11 | artについて | Trackback | Comments(0)

ワタクシ的美術史

美術史を知ると今の美術がどうしてこのようになっているのか解るのですが、
全体の美術史ではなく、私の中での美術史を紹介します。

名画の記憶といえば、小学校3.4年の時にみたカレンダーのクロード・モネ(1840-1926)。
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印象派の代表で19世紀フランスで活躍した画家です。
空をいろいろな色で塗っていて、ああ、空はいろいろな色で塗っても良いのだと思ったのでした。
ルネッサンスからリアルを追求して来たヨーロッパでは、
200年程前から徐々に抽象画の幕開けが始まっていたのです。

初めて行った展覧会はシャガール(1887-1985)
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空を飛ぶ馬、鶏、強烈な横顔、自由がいっぱいの絵に感化され、空想で描く楽しさを教えてもらいました。高校の卒業制作で描いた油絵にはこの影響が色濃く残っています。
モネ誕生から40年でこの進化。
20世紀から美術史のジャンルは急速に多種多様になっていきました。
20世紀前半、様々な国の画家がパリに集まり、新しい表現方法を人生をかけて描く画家がたくさん出てきました。
モジリアーニ、ルソー,ユトリロ、パスキン、レオナールド・フジタなどなど。。
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エコール・ド・パリの時代。
第一次世界大戦もあり、政治が不安定の中、安住の地をさまよってパリのモンマルトルに集まってきたのでした。不安定な構図、暗い色が多いのはそのせいかもしれません。
この頃の画家はアルコール中毒、こじれた不倫関係、喧嘩さわぎなどだめだめな人間性の画家も多いのですが、絵はとても高貴なオーラを放ち、今でも私たちを想像の世界に引き込み、楽しませてくれます。

どこか秀でていれば、人間的に少しやっかいでもいいのではないか?
光だけ、正しい行いだけではつまらない。
マイペース、自分の世界を追求する。
闇の部分もかかえながら、前に進み、みんなに新しい衝撃をあたえる。
そんなお手本を見せてくれる作家がたくさんいました。
もっといろいろな生き方で生きていいんだと再確認できます。

中学にはいると絵画興味は一旦失せ、姉が愛読していた「宝島」の影響でサブカルチャーにどっぷりはまります。
そのころのイギリスのカルチャーはとても最先端で、
音楽、ファッション、映像とわくわくしながら観ていました。
映像では、デレク・ジャーマン、ケン・ラッセル、テリーギリアム、キューブリック。。。
名古屋自体サブカルチャー色が濃い街なので、マニアックな古本、映画館がたくさんあり、足しげく通いました。
漫画は当時宝島で連載していたしりあがり寿、内田春菊
音楽は兄の影響でザ・スミス、デペッシュモード、エコバニなどなど。
演劇も親に連れられてボードビルショー、ワハハ本舗をよく観に行っていたので、幼なじみのきよちゃん以外、まったく同級生とは話があわない中学時代でした。

高校は美術科に入り、授業で美術史があったので、一通り流れはわかりましたが、あの宗教色が強いヨーロッパのルネッサンス、バロック、ゴシック、ロマンなどの絵画、版画にはまったく興味がわきませんでした。黒くてくどいく、堅苦しい絵にしか見えません。実際王様やパトロンのいう通りに描かなくてはいけなかったり、宗教上の問題で少しでも変わった絵を描けば避難や迫害をうける時代の雰囲気が絵からにじみ出ていたのかもしれませんね。

それに比べて日本の美術はとても自由です。
鎌倉時代の仏像の形相は怖いようだけど、コミカルにも見えるし、人体の表現もダイナミックで人間とは違う神様の動きが感じられます。
戦国時代の兜など奇抜な物が多いし、茶の湯で使われた道具等はもう抽象画や現代彫刻にも匹敵します。
俵屋宗達の動物画は大胆な表現で描かれているし、伊藤若冲晩年の「鳥獣花木図屏風」のゆるキャラ祭り、曽我蕭白のデフォルメ。たまりません。

そのころはヨーロッパではなくアメリカンポップアートも好きでした。アンディウォーホール、デビッットホックニー、キースヘディング、ジャスパー・ジョーンズ、イブクライン。。
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色合い描かれているモチーフが新鮮で堅苦しくないのがいいですね。

高校の後半は現代アートの展覧会がたくさん開催していました。
赤瀬川原平のハイドレットセンター、荒川周作、宮島達男、島をピンクで囲んだクリスト、ミルクストーンのヴォルフガング・ライプ、、、
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どれも常識を覆すアートばかり。
観るだけでなく、空間全体に作品があり、作品に触れ体感するアート、まったく意味がわからないけど、なんか心地よい。

しかし、学校ではアカデミックな授業。どうやって空間全て表現するのか解らない。
まだまだ私には描くので精一杯。
いろいろな影響を受け、いろいろな描き方を試して、
とにかく、思いついた事を描き続ける毎日はとても楽しく充実していました。


長くなりそうなので、つづく。つづくのか?
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by maigorock | 2013-12-09 15:36 | artについて | Trackback | Comments(2)

超絶にうまし、クリムト

1897年創立したウィーン分離派の中心人物、クリムト。
その展覧会を先週、愛知県美術館で見てきました。
クリムトは生誕150年になるそうですが、今みてもオシャレ。
14歳から工芸学校に入学。基礎をみっちり学んできたこともありますが、
とにかくデッサンがうまい。うますぎ。びっくり。


展覧会は全体的に絵が少ないのが難点ですが、
最初にあるデッサン数点だけでも見る価値があるかも。

しかし、クリムトが卒業するころにはデッサン主流の教育方法が疑問視され、
あまりデッサンに時間がついやされなくなったそうです。

未だに日本の美大はデッサンありきの入学ですが、
海外は100年もまえからそんな風潮でした。
フランスなども私の同級生が試験を受けた20年前でもデッサンなどしなかったそうです。
(ロシアなんかは今でもかなりアカデミックとか)
まず、デッサンができないと絵がかけないと思わないで、
まず描いてみるのがいいかもしれませんね。


クリムトのすごいところは
めちゃくちゃうまいのに、そこに甘んじず、
新しい表現方法を編み出していくところではないでしょうか?

人付き合いもあまり得意でなく、機械のように朝から晩まで絵を描き続けていたそうです。
それなのに、この発想の豊かさ。
孤独に描くことで、できる世界観。
ついつい情報をかき集めてしまいがちですが、
一人で浮かんできたものを現実化することも大事だと思いました。

ところで、最近の美術館が出す画集は文字ばっかり多くて、絵が小さく買うになれない。
やっぱり、画集は作品がメインでしょう。
作品の分析なんて各自が考えればいいのに。
もっと印刷に力を入れてほしいものです。

こちらはTASCHEN社のクリムト画集。
1900円と低価格ながら絵も大きく、文章も程よい。
記念にこちらを購入。
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by maigorock | 2013-02-05 17:45 | artについて | Trackback | Comments(0)

LION ART的美術史考。 世界最古の絵って何?

高校、大学と美術史を習っていますが、大人になってからも美術史をかじってみたりしてます。
歴史もわかるとアートわかりやすくなるかな?
美術史は奥深いので、私が知ってる範囲の情報、情熱、情緒おりまぜ、ご提供。

世界最古の発見されている洞窟壁画は、
フランスにあるショーヴェ洞窟壁画で、約3万2000年以前に描かれました。
もっと以前から描いていたかもしれませんが、気候に左右されない洞窟の中の絵しか残ってないので、これが私たちが見る事のできる最古の絵かもしれません。
この壁画は「忘れ去られた夢の記憶」というDVDで見る事ができます。
私もまだ見ていませんが、見たい!
オダギリジョーがナレーションよっ!おすぎですっ!

さてさて、昔だから稚拙だとはかぎりません。
旧石器時代後期にあたる3万2千年前は、石器の技術も高度になり、
動物の骨で釣り針なんかも巧みに作っております。

洞窟に描かれたのは、雨風を防ぐため、そこを住居にしていたからでしょう。

主な食料の動物と体を張りながらの狩猟。
そりゃあよくよく見ていたことでしょう。
体の構造も熟知。動物の本質も見抜いていたでしょう。

檻越しや、写真から見て描く現代より、より、リアリティーがあるのではないでしょうか?

描いたのはホモサピエンス。
このころにはネアンデルタール人は絶滅しております。
(現代人はホモサピエンスとネアンデルタール人の混血だという説もあります。)
ネアンデルタール人はとても知的で体も大きく、
6万年まえには死者を埋葬し花を手向けていたそうな。
ネアンデルタール人だったらどんな絵を描いていたのでしょう。

原始芸術は宗教,呪術的な意味合いがあると言われていますが、
私は毎日見てる動物達を親しみを込めてただ描きたかったのではないかと考えます。

見たこと感じたことを記録したい、表現したい気持ちは
手が自由になったころから始まったのですね。
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by maigorock | 2013-01-22 00:46 | artについて | Trackback | Comments(0)